心房細動発現に対するリスクマネジメント

患者数の多い心房細動(AF)に対するリスクマネジメントは非常に重要な課題である。カテーテルアブレーションも有効であるが、2,3割の症例は完治には至らないため、継続フォローが必要である。また、頻度の高い高齢者などハイリスク症例においては、薬物治療が中心となる。本セッションでは、AFの発現にかかわる様々な臨床因子(年齢、高血圧、肥満、ポリファーマシー、睡眠時無呼吸症候群、肺疾患、糖尿病、慢性腎臓病、酒やたばこなどの嗜好品など)に着目し、AFの発現に関与する因子のリスクマネジメントについて討論する。