バイオマーカーと不整脈の関連性

心房細動をはじめとする不整脈疾患は基本的に心筋の電気現象の異常を指すものであるが、不整脈の診断と治療、さらに予後の判定にバイオマーカーの有効性が示唆されている。本シンポジウムでは、心房細動の進行や心房の線維化を評価する目的で循環血液中に見いだされる、心臓線維芽細胞由来因子や遺伝子マーカー(microRNAや細胞外DNA)等の新規バイオマーカーの探索の成果を中心に構成されており、心房細動の進行を予防するための新規治療法の開発向けた新領域の開拓を目指す。